書評:新装版第三物理の散歩道、ロゲルギスト著、岩波書店

1966年9月発行の第一刷を2010年1月に新装版として再発行。第一~第五の全5編から構成される。7名の物理学者の対談により身近な物理現象を数式の使用は最小限にして解説してある。

例えば、続編(第二)では、流体力学の揚力発生メカニズムについて物理の教科書ではベルヌーイの定理で説明しているがそれでは説明できない場合が多く、翼上下面を通過する空気が後方斜め下へ流され空気に斜め下方に力を作用し、その反作用として翼に斜め前方上方の揚力が作用すると説明。また第三では、超音速で飛行している場合、翼の後退角が45であれば、翼に垂直な速度は飛行速度×0.71になり亜音になる、またヨットの帆に揚力が作用して風上方向にすすむことが可能になる。その他多くの現象について解説しており興味深い。

大学生大学院生(理系文系)、技術者、研究者、社会人にお奨めしたい名著である。

honto:

  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.1
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:19cm/203p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-005962-6
  • 国内送料無料

書評:解析学概論(新版)矢野健太郎・石原繁著、裳華房

1965年第1版発行、2003年10月第60版発行。

大学教養課程学生(理系・文系)、研究者、技術者、社会人向けの教科書・参考書。

微分方程式」、」「ベクトル解析」、「複素変数の関数」、「フーリエ級数ラプラス変換」の4分科から構成され、高校の数学と専門分野の数学の間に位置付けられる基礎的内容

が分かり易く解説されている。懇切丁寧な説明と豊富な演習問題・解説があり、

大学教養課程および専門学科での基礎数学の講義に適している。

私は東京理科大学工学部経営工学科にて「経営工学基礎1」の講義の教科書として数年間

使用していた。大学理系・文系学生、大学院学生、技術者、研究者の座右の書としてお奨めする。

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書評:解析学概論(新版)矢野健太郎・石原繁著、裳華房

1965年第1版発行、2003年10月第60版発行。

大学教養課程学生(理系・文系)、研究者、技術者、社会人向けの教科書・参考書。

微分方程式」、」「ベクトル解析」、「複素変数の関数」、「フーリエ級数ラプラス変換」の4分科から構成され、高校の数学と専門分野の数学の間に位置付けられる基礎的内容

が分かり易く解説されている。懇切丁寧な説明と豊富な演習問題・解説があり、

大学教養課程および専門学科での基礎数学の講義に適している。

私は東京理科大学工学部経営工学科にて「経営工学基礎1」の講義の教科書として数年間

使用していた。大学理系・文系学生、大学院学生、技術者、研究者の座右の書としてお奨めする。

書評:新装版第三物理の散歩道、ロゲルリスト著、岩波書店

1966年9月発行の第一刷を2010年1月に新装版として再発行。第一~第五の全5編から構成される。7名の物理学者の対談により身近な物理現象を数式の使用は最小限にして解説してある。

例えば、続編(第二)では、流体力学の揚力発生メカニズムについて物理の教科書ではベルヌーイの定理で説明しているがそれでは説明できない場合が多く、翼上下面を通過する空気が後方斜め下へ流され空気に斜め下方に力を作用し、その反作用として翼に斜め前方上方の揚力が作用すると説明。また第三では、超音速で飛行している場合、翼の後退角が45であれば、翼に垂直な速度は飛行速度×0.71になり亜音になる、またヨットの帆に揚力が作用して風上方向にすすむことが可能になる。その他多くの現象について解説しており興味深い。

大学生大学院生(理系文系)、技術者、研究者、社会人にお奨めしたい名著である。