書評:解析学概論(新版)矢野健太郎・石原繁著、裳華房

1965年第1版発行、2003年10月第60版発行。

大学教養課程学生(理系・文系)、研究者、技術者、社会人向けの教科書・参考書。

微分方程式」、」「ベクトル解析」、「複素変数の関数」、「フーリエ級数ラプラス変換」の4分科から構成され、高校の数学と専門分野の数学の間に位置付けられる基礎的内容

が分かり易く解説されている。懇切丁寧な説明と豊富な演習問題・解説があり、

大学教養課程および専門学科での基礎数学の講義に適している。

私は東京理科大学工学部経営工学科にて「経営工学基礎1」の講義の教科書として数年間

使用していた。大学理系・文系学生、大学院学生、技術者、研究者の座右の書としてお奨めする。